できたてから、深い熟成へ。
地元の人々も認める“手前味噌”
会津産の大豆・あやこがねがぷっくりと熟し、南会津の新米・ひとめぼれの収穫がひと段落ついたなら、『土っ子田島farm』の冬しごとのはじまり。山から伐り出した薪のやわらかな火でくつくつと大豆を煮て、新米のひとめぼれを醸した甘みの強い米麹と、赤穂の天然塩とを合わせたら、築150年の蔵の中で10ヵ月ほどの眠りにつく。
大豆と米、塩。材料はたったこれだけ。けれど、“たったこれだけ”がどこまでも深い旨みを持った味噌となる。
「最近はボイラーを使って簡単に蒸し上げるところも多いけど、うちは昔ながらの薪仕込み。不思議と、この方がまろやかな味噌になるんです」。できあがったばかりの味噌は、大豆の風味や甘みがしっかりと残った若々しい味わい。新米と同じくらい贅沢なその味わいから、ゆっくりじっくり熟成していくその変化が楽しめるのも、この「あやこがね味噌」の魅力だ。
年間200件ほどを手掛ける果物の委託加工を縁に生まれた、生産者の異なる素材のジュースを組み合わせたギフトセットも人気。「生産者さんたちが丹精込めた福島県内の果物やトマトは、ほんとうにおいしんですよ」。
土っ子田島farm
住所:福島県南会津郡南会津町田部字八幡前60
TEL:0241-62-0116
定休日:土・日曜、祝日、年末年始
営業時間:9:00~17:00
アクセス:会津鉄道 田島駅より車で約5分
https://tutikko.com/